ADHDのみんな！ミニマリズムをかる～くなでとけ！！

ADHDのみんな～～～！今日も家出る直前で「スマホない！！鍵ない！！」って絶叫して遅刻しては周りにペコペコ謝罪してるか～～！！！？？？！！？

こんにちは！ADHD診断済、現在自立支援医療制度も受けてる私です！

ここ数年、「大人のADHD」という言葉をよく目にしますね。

私も3年ほど前、社会人になってから言われたことを全く聞き取れないしケアレスミスが毎日山ほど出るしで「知的障害があるのでは？」と精神科でWAIS-ⅲ受けて判明した口です。

（そのときは耳で聞いた情報を処理する分野だけIQが20も下回ってました…）

さて、物をなくす・整理が苦手・面倒くさいことは後回し…なんて「ザ・怠惰」な特性をもつADHDですが

近年、「ミニマリスト / ミニマリズム」という言葉が前述した「大人のADHD」のように見かける機会が増えてきてませんか？

私はこの2つの言葉、関係があると思います。

なぜなら、ミニマリズムとADHD（特に部屋が汚い人）にバチボコボコに相性がいいからです。

完成度を追求するために装飾的趣向を凝らすのではなく，それらを必要最小限まで省略する表現スタイル。 1960年代に音楽・美術の分野で生まれ，ファッションにも導入された。ポスト・モダンと相反する概念。

日本文化は「質素 = 清貧」みたいなイメージがあるので国内のミニマリスト / ミニマリズムは節約のイメージも多いかもしれませんが、

ざっくりいうと「固定観念に囚われず、必要なものだけ持つ」みたいな感じです。

「これはいる」「これは使うかも」「これは思い出がある」…、

ADHDじゃなくたって、人間は持っているモノ一つ一つに対して様々な思い入れがあるかと思います。

ADHDは「やらなきゃいけないことを先延ばしにする」という特性があるといわれていますよね（どういう仕組みなのかはわかりませんが）。お陰様で、

片付けを先延ばしにする + 瞬間記憶能力がカス = その辺に置いたものを見失う

→出かける直前で「ない！！！」連呼で号泣&謝罪&遅刻

という最悪コンボを日常的にかますわけです。

ただ、ADHDには「衝動性」という特性もあります。

「あ！！！！！！！！！！やろ！！！！！！！！！！！！！！！！！」と思い立ったら何時間でも集中できる、アレです。

私も人生長らくゴミ部屋でペットボトルでタワーを作っていたのですが、

ある日テレビかなんかでミニマリストの人を見てたら「私もやろ！！！！！！！！！！！！」と思って日曜の深夜に捨て＆捨て、翌日会社をサボって粗大ごみ回収の電話・不用品回収の手続きをすべてこなしました。

結果、読まない本や使わない食器、果ては元カレからもらったものや全然いかなかった部活からの寄せ書きなど「要らないけど、なんとなく捨てられない」を一掃し

翌日から「ない！！！！！！！！！！」の頻度が劇的に減りました。

作業日数はほとんど1日、しかしその前後では生きやすさが各段に上がりました。

この経験を通して、私は「片付けられないのならば、物を減らせばよい」と思いました。

も～～～～～捨てるのって超楽しいんです。

だって生活が目に見えてシンプルに、単純になっていくんですから。

頭の中は常にフル稼働してグチャグチャの思考を続けているので、生活の中で考える要素が減るのってめちゃくちゃ心地いいんですよね。

私は上記を経験した直後は四六時中「ほかに何を捨てられるか」を考えて、捨て続けて…と生きてました。

これ、ずっと続けていると「物を捨てて生きやすくする」じゃなくて「物を捨てる」が目的になってしまいました。

あと「物をたくさんもってる人間は愚かである」という謎の選民意識が芽生えてきて最悪でした。

本来のミニマリズムは「快適に生きるための必要最低限をもつ」が目的であり、「極限で生きる」ではありません。

私があなたと違うように、自分に快適な要素は他人のそれとは違います。

それを頭の片隅において、今すぐ散らかった部屋のいらないものを捨ててみましょう！

ドブ人生